深掘りしないクラウドの話

深掘りしない会社とクラウドの話 第1回「クラウドのメリット、デメリット」

深掘りしない会社とクラウドの話 第1回「技術的なことより表面的なことを知ろう」

その昔FOMA P900iVが欲しかったモンちゃんです。こんにちは。
最近リメイクが決まって(一部界隈で)話題になったゲームとタイアップしていたからです。
ちなみにその影響で、P900iVの黒色は「クラウドブラック」という名称でした。
知らないひとにとっては、物凄い謎の名前だったのでは…………(※ゲームの主人公の名前が「クラウド」でした)

最近はやりの「クラウド」というと、ゲーム云々より、圧倒的にネット上の「クラウド」だと思います。
Apple製品を使っていると「iCloud」なんて名前を目にする機会が多くなりますし、そうでなくても「クラウド◯◯が〜」なんて製品は世の中に山ほどあります。
でも、実際のところその「クラウド」とは一体……? という方も少なくないのではないでしょうか。
そんなわけで今回から全3回(ぐらい)に分けて、さば雲並みの薄さで「クラウド」と「クラウドがどう役立つのか」のお話をしたいと思います。

深掘りしない会社とクラウドの話 第1回

この連載での目標は、とにかく深掘りしないこと
技術のことはよくわかりません! というひとでも、なんとなく「クラウドって便利なんだな」ということを理解してもらおうという趣旨です。

読み飛ばしてもOKなクラウドの特徴

メリット・デメリットだけ言われても「?」となりがちなので、ごくごくざっくりクラウドの原理についてだけご説明します。
下の図を見てください。

クラウド

上の雲(に乗っているの)が、サービス提供元の会社が用意してくれたサーバー
スマホやPCはそれとネット回線で繋がっており、データをサーバーに保管します
持って来るときもネット回線を通じてサーバーからデータを持って来ます
たとえ至近距離にいるときでも、ネット回線とサーバーを通じてやり取りします。
「荷物は絶対に倉庫に入れて、出すときも倉庫から出す。倉庫を通さないとダメ」みたいなイメージですね。

これが「クラウド」の技術です。
「クラウド◯◯」と言われたら、この「クラウド」の技術を使った「◯◯」だと思ってください。
(強いて言うなら◯◯用の倉庫をレンタルしてくれるサービス、みたいな感じ)

最初にメリット・デメリットの総まとめ

クラウドとよく比較されるのがオンプレミス(「サーバー」を会社に置いておいて、それにアクセスする)。
これとクラウドの差ですが、実のところあんまり差がありません。
プロに任せるか」「自分たちで(もしくは人を雇って)やるか」の差です。

また、クラウドのメリットはどれもデメリットと表裏一体。
一見メリットに見えても、「自分でもっとやればいいじゃん!」と思うとデメリットに見え、冷静に考えると「そんなにできないじゃん!」ということでメリットに戻る無限ループです。
クラウドに手を出す前には、自分の技術や性格とよく相談するようにしましょう。

クラウドのメリット

「クラウドのメリット」とひとくちに言っても、そのメリットはサービスごとに様々。
その中でだいたいどんなクラウドサービスにも共通する、3点のメリットをご紹介します。

物理的なアイテムが不要なので、「紛失」と「損傷」が少ない

たとえばスマホとPC間でデータをやり取りするシーンを思い浮かべたとき、だいたいの方が「ケーブルでスマホとPCを接続する」図を想像すると思います。
この「ケーブルで物理的に繋ぐ」方式もメリットは多いのですが、残念なことに「ケーブルを紛失する・損傷する」という危険を伴います。

しかしながら、クラウドならインターネット回線があればOK。
電波の良し悪しはありますが、「ケーブルに問題発生」というリスクを回避することができます。
もちろん距離の問題も解決されますし、机の上や鞄の中がコードだらけ……ということもなくなります。

また、PC同士でデータをやり取りしている場合は、USBメモリなどを使用する場合が多いのではないかと思われます。
このUSBメモリというやつ、意外と小さいので紛失することも多々……
そのままこの世から消えてくれるなら有り難い限りですが、誰かに拾われて悪用されることもあります。
一方でクラウドのサーバーは、どこかの会社がどこかにデーンと置いた大きいPCのようなもの。
「紛失」はまず有り得ないでしょう。
ついでに結構な割合で外国にサーバーが置かれているので、災害による「損傷」にも強いです。

さらに非常にレアな状況だと思いますが、業務用PCなどを紛失した場合も、データの移行がスムーズです(サーバーからダウンロードすればおしまい)。

いつでも・どこでも使える

クラウドに保管してあるデータは、基本的にいつでも・どこでも利用可能です。
急に誰かに「◯◯の数字が欲しいんですが……」なんて聞かれたときも、クラウドに保存してあるデータならすぐに参照できます。丸暗記の必要無し!

もちろんいつでも・どこでも見られるとデータには、鍵を掛けられるタイプのサービスもあります。

優秀な倉庫番がついてくれる(こともある)

クラウドのデータを置いている「サーバー」ですが、結局は物理的なアイテムなので壊れてしまう……ということも。
しかしながら会社によっては、シームレスに新しい「サーバー」へ移行してくれる場合もあります。

また、インターネット回線を通じて攻撃を仕掛けられた場合も、堅実にガードしてくれる場合が大半です。
(というか、ここ抜けられちゃうと売れなくなりますからね)

それ以外にもデータを特別なソフト無しで見られるようにするサービスや、データの出入りの記録を全部つけている……なんてサービスも少なくありません。
1回作ったサービスはそのまま他のお客様にも流用できるので、「できること」の割に安価なんてパターンもあります。

クラウドのデメリット

もちろんクラウドにもデメリットがあります。
クラウドのメリットは先に言ったように、デメリットと表裏一体なのです。

ただし冷静に考えると、やっぱりクラウドの提供元にお任せするほうがよいかも……となってしまうこともあるのが、クラウドのデメリット。
今回は「会社にサーバーを置いて、それにアクセスする」というシステムと比較してのデメリットを3点だけご紹介します。

インターネットが無いと使い物にならない

当たり前といえば当たり前なのですが、クラウドはインターネットが使えないと使えません。

自分にとって「ケーブルやUSBメモリを失くす(壊す)確率」と「完全にネットから断絶される確率」のどちらが高いのか?
……は、一度きちんと天秤にかけておいたほうがいいでしょう。
(モンちゃんは圧倒的に前者)

ちなみにインターネットが無くなっても、USBメモリのように悪用されることは(たぶん)無いです。

いつでも・どこでも使える

いつでも・どこでも使えるので、「今見ちゃダメでしょ」というタイミングや場所でもデータが閲覧可能……という場合も。
もちろん制限が掛けられるサービスもありますが、掛けられないサービスもあります。制限の方法が決まっているものもあります。
逆に「会社に置いてあるサーバー」にアクセスする場合は、知識があれば自由に制限ができるのが強みです。

制限できる項目はサービスごとに違う(A社は接続元のIPで判別、B社は接続する位置情報で判別……など)ので、サービスの選定時には気をつけたほうがいいかもしれません。
また、操作ログが取れるサービスも多いので、「制限はできないけれど、いけない使い方をした犯人を捕まえるのはOK」というタイプも。

この制限については調べてもよくわからなかったら、最終手段「無秩序に見られたら困るデータはクラウドに置かない」という手があります。
なので、あんまり深刻に考えなくても大丈夫かな……とは思います。

インターネットに対して割と無防備(なやつもある)

データをサーバーに置いておく都合上、サーバーは(基本的に常時)インターネットに接続しています。
そのため、ハッキングなどが100%不可能とは言い切れません。

しかしながら、ハッキングなどでデータを抜かれてしまうのは、「クラウド」を提供する側にとっても死活問題。
こまめなウィルスチェックや監視などで、サーバーを堅守しています。
データ保護のプロフェッショナルが守ってくれているわけです。

データを自分ひとりで守るか、少し無防備に見えてもプロを信頼して任せるか……自分の技術とよくよく相談しておきたいところです。

終わりに

以上、技術的なことをなるべく抜きにした「クラウド」のメリット・デメリットのお話でした。
次回は(書き終わってから)こちらを先にしたほうがいいのでは? と今更思い始めた、「クラウドってこんなところで使えるよ」編をお届けしようと思います。

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