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知らないと損するIP◯◯の話

パンダのしっぽよりSuicaペンギンのくちばしの色が気になるモンちゃんです。こんにちは。
正面からだと白いのに、横からだと黒なんですよね、あれ。
一体なんなんでしょう。

そんな謎のSuicaペンギン……もといを搭載したApple Payが登場し、早1年。
それを搭載した初のiPhone、iPhone 7とiPhone 7 Plusには、もうひとつiPhone初の機能が搭載されていました。
IP67相当と称される、防水(防塵)機能というやつですね。

水槽に浸されるiPhone

iPhone以外にもこの「IP67」を冠すスマホは多くあります。
それ以外でも防水・防塵を謳うスマホには、だいたい「IP◯◯」というのがスペック表に書かれています。

しかしこの「IP◯◯」、一体どこをどう守ってくれるのか? 数字を見ただけではいまひとつピンと来ません。
今日はこの「IP◯◯」が何を示しているかについてをご説明したいと思います。
これが覚えておくと、「どこまでならやらかしていいのか」も一発でわかるようになりますよ〜!

知らないと損するIP◯◯の話

IP◯◯がついていても、「内部が水濡れしたときは保証外だからよろしくネ!」なんてさらっと保証書に書いてあったりすることが多々……
うっかりやらかすと思わぬ修理料金が取られたりするので、せめて自分のスマホがどのレベルか? は暗記しておきたいものですね。

IP◯◯とは

このIP◯◯で書かれるものは、正確には「IP(International Protection)コード」と申します。
IPコードというのは、「電気機械器具の外郭による保護等級」がどんなものか、を示すものです。
……とWikipedia先生がおっしゃっていました。

IP◯◯の◯◯部分には、数字もしくはアルファベットのXが入ります。
数字は「どのくらいまで耐えられるか」を示し、Xは「それに関するテストをしていないこと」を示します。
そして……

スタンドとかポケモン的なわかるひとにしかわからないIP

IPの右隣すぐの数字が「外来固形物に対する保護等級(要するに防塵)」、さらにその右隣が「水の浸入に対する保護等級(要するに防水)」を示します。
数字は0が最小で、防塵は6、防水は8が最高となります。
数字が上がるほど防塵・防水性能が上がります。

防塵についてちょっと詳しく

段階ごとの防塵性能は以下のような感じです。

等級 性能
0 保護なし。
1 直径50mm以上の固形の物体(握り拳など)が侵入しない。
2 直径12.5mm以上の固形の物体(指など)が侵入しない。
3 直径2.5mm以上のワイヤーや固形の物体が侵入しない。
4 直径1mm以上のワイヤーや固形の物体が侵入しない。
5 機械の動作や安全性に影響を及ぼすほどの粉塵が侵入しない。
6 粉塵が内部に侵入しない。

1〜4あたりは「粉塵」というより完全に「物」みたいな感じですね。

防水についてちょっと詳しく

段階ごとの防水の性能は以下のような感じです。

等級 性能
0 保護なし。
1 鉛直から(上から真っ直ぐ)落ちてくる水滴を10分間受けても有害な影響なし。
2 鉛直から(上から真っ直ぐ)落ちてくる水滴に対し、どの方向に15度傾けた状態で10分間(各方向2.5分間)受けても有害な影響なし。
3 鉛直から60°以内の水流※を10分間当て続けても有害な影響なし。
4 鉛直から120°以内の水流※を10分間当て続けても有害な影響なし。
5 あらゆる方向から3分以上水流を受けても有害な影響なし。
6 あらゆる方向から3分以上、5より強い水流を受けても有害な影響なし。
7 水深1mに30分間突っ込んでも有害な影響なし。
8 7より厳しいテストに合格。

※鉛直(=水平な地面に対して90°)±60°もしくは120°から断続的に水をかけ続ける

念のため補足しておくと、1〜6までもその数字をオーバーした=即浸水するわけではありません。
逆に7・8は「水に突っ込んだ状態」でチェックするため、5・6のような「水流」には耐えられない場合もあります。
ついでに8については「7より厳しいテストに合格している」という取り決めしかないので、「具体的にどんな状況が合うとか」は取扱説明書等を確認するようにしましょう。
(だいたい、もっと深い所に/30分以上突っ込んでおいても平気、ぐらいの意味合いが強いようです)

「IP67」が意味するもの

IP67は、身も蓋もない言い方をすれば、「規定のテスト内の数値では最強の防塵・防水性能(ただし水が入らないとは言っていない)」となりますね。

新しいiPhoneである8、8Plus、XもこのIP67が適用されている模様です。
ついでによくよく見ると「防水」ではなく「耐水」と書いてあるため、「水濡れに対する完全な対策ができているというわけではない」ことがわかります。
大量の水のあるところで使うときは、気をつけたいですね。

防水/耐水性能はどのスマホでもあまり過信しないほうがいいかも

防水/耐水の性能試験は、5〜35℃の真水で行われるというルールがあります。
その範囲から外れた液体に濡らしたときは、数字で示されている防水/耐水性能を発揮できない場合もありますよ〜ということです。
↓のような事例は保証してもらえないというわけですね。

  • 加熱調理中の鍋への落下
  • 入浴剤入りの風呂・温泉への落下
  • プール・海水への落下
  • 洗浄剤などを使っているトイレへの落下
  • 石鹸・洗剤での洗浄
  • アルコール消毒
  • クリオネのすみかへ落下
  • 温度を下げるために冷水をかける
  • 氷の入った飲み物のコースター代わりにする
  • 手汗のついた手で触る
  • なめる

こうして並べると、意外と保証されていない範囲が多いですね。
普通に生活している範囲ではあまり関係無さそうですが、「防水だから」と無理をさせるのは難しそうです。
あくまで生活の中でちょっとした水が掛かったとき、即アウトにはならない……ぐらいに思っておくのが安心みたいです。

個人的に手汗のついた手で触るのぐらいは耐えて欲しいな〜と思うのですが、ひょっとして世の中の大半のひとって実はそんなに手汗をかかない……?

終わりに

防塵・防水(耐水)性能を示すIP◯◯。
覚えておくと、自分の生活に合わせたスマホをぐっと選びやすくなります。

新型スマホも続々出て来る今日このごろ、みなさまも自分のライフスタイルにあったスマホで快適な毎日を過ごしましょう!

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